<ブログ>【Indeed PLUSのお話】効果はありますか?という質問にズバリお答えしています!
本日は、Indeed PLUSのお話。
美容・理容業界のお客様から
「Indeed PLUSってどうですか?
私たちが使っても効果はありますか?」
という質問をいただいたので、
それにまつわるお話をいたします!
Indeedの基本
Indeedは管理画面や、
IndeedとAPI連携した
AirワークなどのATSシステムから、
有料広告を発注することができます。
Indeed PLUSは
そのハイグレードバージョンです。
費用については
求人原稿がクリックされるごとに
課金される仕組みになっています。
落札型の金額として1クリック
100円や200円がかかるわけです。
(同じ人が一定期間に何回もクリック
したものに関してはカウントされません)
最初に管理画面で
クレジットカードなどを登録しておいて
取り崩されていくという形になるのですが、
月額の上限金額を
例えば5万円や10万円などと決めておいて、
その金額を超えると
現行の有料広告の配信は停止されます。
ただ、”オーガニック”という無料広告は
規定に基づいてそのまま残ります。
ですから有料広告が
停止されたからと言って、
”掲載が止まる”
ということではありません。
Indeed PLUSの仕組み
Indeed PLUSに関しては
独自のマッチング方式で
対象の求職者に対して表示させる
という仕組みになっています。
もちろん大前提として
Indeedや求人ボックスなどの
アグリゲーション求人サイトは
見る人によって表示結果が
変わる仕組みになっています。
GPSや、その人がよく行く場所、
検索している情報など…
これらに付随して検索結果が出てくるので、
当然ターゲットに合った
求人情報を作っていかないと
有料広告と言えど表示はされません。
Indeed PLUSの特徴
Indeed PLUSの一番の特徴は、
「Indeedと連携する許可を取った
各求人サイト、
つまり他媒体にもランダム表示される」
ということです。
そして当然その各媒体ごとに
”掲載基準”というものがありますので、
その各媒体の基準に合った
求人しか取り込まれません。
(例えば、「リクナビNEXT」だと
正社員や契約社員などの雇用形態の
求人しか載せることができません。
アルバイトの求人は載りません。)
Indeed PLUSのもう一つの特徴は、
「必ずしも表示されるわけではない」
ということです。
Indeedと連携する各媒体も
アグリゲーション求人サイトと同様、
見た人のスマホとパソコンなども含めた
その読者のペルソナに合った求人が
表示されるという仕組みになっていますから、
Indeed PLUSを使ったからといって
必ず表示されるわけではないんです。
Indeed PLUSに連携した
Indeed以外のサイトの
表示ロジックというのは
まだ公には正確な情報は出ていません。
しかし、だいたいはIndeedに基づく
表示ロジックに近いもので表示される、
と言われています。
※Indeedの表示ロジックを少しおさらい
ある求人に応募したAさんがいた場合、
AIが「この求人は読者が求めている情報だ」
と判断して、
このAさん似た属性の人(よく行く場所・GPS・
検索しているキーワードなどに基づいたもの)、
求人検索している人に、
その求人がポンポンと表示されていきます。
SNSで言うところの”バズる”に
近いような状態になって、
さらに応募が増えるという仕組みに
なっているわけですね。
これは無料広告も有料広告も
関係なく起こります。
Indeed PLUSは”拡散力が増える”だけ
これまでお話した内容を踏まえますと…
そもそも美容・理容業の有資格者で
ターゲットが少ない求人、
そしてその求人そのものも
なかなか応募が来にくいような場合、
Indeed PLUSを使うことで
問題が解決するのか?というと
それには疑問があります。
Indeed PLUSを使うことで
”無資格の人だったら応募が来るかな”
という印象はありますが、
”有資格者に表示が増えますよ”
ということではないと思います。
なぜかと言うと、やはり美容師・理容師
そのものの人数が少ないからです。
この考え方で行くと、
Indeed PLUSを使うことは
対象ペルソナがそもそも多いかどうかが
ポイントになってきます。
飲食業などは
まずまず向いているのかなと思います。
応募が来ている原稿に
Indeed PLUSを実装することで
さらに応募が増えやすくなります。
そして、もう一つ大事なポイントが
そもそも有料広告自体が
応募に来る人の質を上げるものではない
ということです。
今までの求人媒体の場合でしたら
「掲載媒体を変えると
応募に来る人材のレベルが上がる」
ということは言えると思います。
(例えば、リクナビNEXTからの応募者と、
タウンワークからの応募者を比較すると、
リクナビNEXTからの応募者の方が
自分のキャリアシートを
しっかり書き込んでいる方が多い印象です。)
ところが、Indeedなどのアグリゲーション
求人サイトから応募をする人に対して
有料広告をかけたところで、
それが”質の高い人材に表示が増える”
ということではないんです。
(”質の高い”という基準はハッキリしたものが
ないので曖昧ではありますが…)
ですから…
「技術や経験や知識がある人を
有料広告を使って集めたい」
イコール
「Indeed PLUSを使う」
ではない!
ということです。
シンプルに”拡散力が増えるだけ”
だと考えた方がいいです。
したがって私、林田としましては
今回質問をいただいたお客様のような
美容・理容業などターゲットが狭い職種や、
なかなか応募が集まりにくい職種、
かつ無料広告でもなかなか応募が
集まりにくい職種などに、
「Indeed PLUSをオススメしますか?」
と聞かれましたら、
基本的にはオススメしないです。
業種や職種的にオススメはしない、
ということです。
~最後にちょっと豆知識~
なぜ求人業者さんが一生懸命
Indeed PLUSを勧めてくるかというと、
お客様が使った広告費用の20~30%が
マージンとして代理店さんに入るからです。
それを収益源にしているわけですから、
有料広告を勧めてくるということなんです。
日本アドカスタムでは
それを収益源にはしておりません。
それを収益源にしてしまうと
「お客様が広告を使えば使うほど
我々の収益もアップする」
という仕組みになってしまい、
お客様に失敗させようというような
ロジックが働いてしまいますから、
利益相反になってしまいます。
我々はあえて有料広告で
収益を取るということをしておりません!
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