SNSで求人募集を出す前に!知らないと危険な投稿ルールまとめ【日本アドカスタム】

SNSを活用して
求人募集を行う企業が増えていますが、
実は「求人投稿」は
一般的な集客投稿よりも審査が厳しく、
法令違反や誤解を招く表現があると
アカウント凍結(アカBAN)の
対象になりやすいのをご存じでしょうか。
背景には、「闇バイト」や
「投資詐欺」の温床を防ぐために、
プラットフォーム側(InstagramやXなど)
が不透明な金銭表現や誤解を招く
求人投稿を厳しく審査している現状があります。
今回は、InstagramなどのSNSで求人募集を行う際に
注意すべきポイントを4つにまとめました。
①法令・ガイドラインの遵守
求人投稿は「職業安定法」などの
労働関連法令の規制を直接受けます。
基本的には、ハローワークや厚生労働省の
ガイドラインに準じた表現にする必要があります。
特に注意すべきは給与表現です。
「月収50万円以上可」
「高収入可能!」など
最高額だけを強調し、
最低賃金や支給条件を明示しない投稿は
虚偽表示と判断されやすく、
BANの対象になります。
🟢 推奨される書き方:
「月給25万円〜40万円(経験・能力により決定)」
のように、最低額を明示して
透明性を確保することが大切です。
②応募者を限定する
差別的表現の禁止
「若い人歓迎」「主婦の方限定」「男性のみ応募可」など、
性別・年齢・居住地などで応募を制限する表現は、
職業安定法違反にあたります。
字幕や概要欄であっても
明記すると、AI審査でフラグが立ち、
アカウント凍結や広告配信停止の原因に
なることがあります。
🟢 推奨される書き方:
「幅広い年代のスタッフが活躍中」
「子育て中の方も多数在籍」
のように、ポジティブに表現を変えることで
印象も良くなり、安全です。
③虚偽誇張・詐欺的な表現の禁止
「未経験でもすぐプロになれる!」
「誰でも簡単に稼げる」など、
事実を誇張する表現は
虚偽広告・詐欺的誘導と
見なされる恐れがあります。
🟢 推奨される書き方:
「先輩がマンツーマンで指導。
2年ほどで一人前を目指せます」
といった、プロセスを具体的に示す
誠実な表現にしましょう。
また、
「楽して稼げる」「誰でもできる」などの
“闇バイト”を連想させるワードは
特に厳しく審査されます。
一度フラグが立つと、
投稿削除だけでなく広告アカウントごと
凍結されるケースもあります。
④誘導先の不透明性の回避
求人投稿からのリンク先や導線にも
注意が必要です。
「詳細はDMで」「LINEで教えます」など
個人情報収集を疑われる誘導はNG。
応募導線は必ず、公式サイトや信頼できる
求人媒体(AirWorkなど)に設定します。
ただし、
採用ページ(リクルートドメイン)への直接リンクは、
年齢や地域制限の法的制約により
AIが学習しにくく、
広告効果が下がるケースがあります。
🟢 推奨される書き方:
企業のオフィシャルサイトに誘導し、
そこから採用情報ページへ
遷移できるように設定すること。
この方が安全で、アカウント評価も
下がりにくい運用が可能です。
🔎 実際にあった凍結例
「主婦限定の在宅ワーク募集」
→ 性別制限のため投稿削除
「未経験OK!簡単スマホ作業で高収入」
→ 闇バイト疑いで広告停止
「必ず稼げる副業」
→ 投資詐欺関連キーワード検出により凍結
「詳細はDMで」
→ 不透明誘導と判断されアカウント制限
安全な求人投稿の4原則
透明性:
「誰が・何を・どこで・いくらで」を明確に。
法令遵守:
給与表記・差別表現などを第三者チェック。
導線設計:
公式サイトや信頼できる求人媒体へ誘導。
誠実な表現:
誇張せず、スキルや難しさも正直に伝える。
SNSの求人投稿は、「広告」ではなく
社会的責任を伴う情報発信です。
小さな表現の違いが、
信頼や採用成果を左右することもあります。
運用時は、SNS担当チーム内で共有し、
投稿前に必ずチェックすることをおすすめします。
求人のご相談やお困りごとなどがありましたら
ぜひお気軽にお問い合わせください。
求人広告・採用支援・応募受付代行
【日本アドカスタム株式会社】
採用支援コンサルタント
林田 岳広
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