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<ブログ>【求人広告業界の構造的変化】有料広告に依存しない採用方法!/求人効果が悪くなっている理由とは?



本日のブログから
「求人広告業界の構造的変化と、
有料広告に依存しない採用方法 」
というテーマで
シリーズでお届けしてまいります。

本日はその第1弾!
【求人効果が悪くなっている理由と見解】
についてお話しいたします。


今年の2月頃から
「いつもより求人効果が悪いな」と
感じていた方がいらっしゃるかも
しれませんが、このような現象は
今後も続いていくのではないかと
私は予想しております。

今回はその理由と見解について
求人業界においての構造面から
お話しさせていただきます。

こちらのブログでも
これまで何度かお伝えしましたが、
今まで求人広告を売っていた
代理店や営業さんは
タウンワークやリクナビNEXTなどの
媒体を売って営業成績をあげてきました。

ところが今年に入ってから
タウンワーク、リクナビNEXT、
とらばーゆ、など
リクルートの求人媒体への掲載の
直接発注はできなくなり、各媒体は
全てアグリゲーション化しました。

簡単に言うと、
今まで営業さんにしていた
「タウンワークに載せておいて」
というような発注ができなくなりました。

そして各媒体がアグリゲーション化
したということは、
「検索した求人情報は見る人によって
表示結果が変わる」、
「必ずしも掲載されるとは限らない」
ということです。

しかしこれらの求人媒体自体は
残ってはいるので、
「タウンワークやリクナビNEXTなどに
載せたければ
Indeed PLUSを使ってくださいね」
という方法に変わったのです。
(これまでも何度かご紹介しましたが、
Indeed PLUSとはIndeedの有料広告の
ハイグレードバージョンです)


求人代理店は経常利益が
15〜20%くらいのビジネスです。
詳しく言うと
各営業さんに販売ノルマがあって
優秀な人だと粗利益250万円程、
中堅の人だと粗利益150万円程、
ちょっと頑張らないといけない人でも
粗利益80〜100万円程。

ここで大事なポイントなのが、
その営業さんたちが
今まではタウンワークやリクナビNEXT
などの一つの商品を売ることで
売上と利益を確保できていたという
単純な構造だったのが、
お客さんにIndeedの有料広告を
使ってもらわないと
数字が取れなくなったという、
いわゆる業態変革が起きたということ。

求人代理店というのは営業会社ですから、
広告運用のプロではありません。
当然そういう会社が自分たちの
売上ノルマを達成するために、
電話営業などもしながら
有料広告を売りに来るわけです。

お客さんがいつものようにタウンワークの
営業さんに求人の相談をしてしまう



「Indeed PLUSを使わないと
タウンワークには載らないんですよ」
という単純なトークで、
有料広告を勧められてしまう。
(有料広告を使う必要がない
求人もあると思います)

このように使う必要のない求人にまで
有料広告を使ってしまうと
何が起こるのか?というと...
クリック単価が上がってしまいます。

クリック課金は落札型なので、
競合他社の広告量に応じて
単価が上下します。

以前にご新規で相談いただいた
ある飲食店のオーナーさんが
「1応募単価4万円という数字が出た」
とおっしゃっていました。

これは驚異的な数字です。
飲食店は応募があっても
面接に来るかどうかも定かじゃないような
読者層も多い中で、
1応募単価4万円なんて
もう狂気の沙汰ですよね。

構造的な問題で、今こういったことが
起きているんです。


ですから、本来は求人代理店の数を
減らさないといけないんです。
(おそらく淘汰されるかとは思いますが)

求人代理店は営業力があることと、
昨今の日本企業全体の
人手不足に対してどうにか策を出さない
といけないという現実から、
なんだかんだ代理店の販売員は
生き残るのではないかと
私は予想しています。

こういったことから、Indeedの有料広告の
単価が上がることになり、
採用がとても難しくなると思っています。

実は私は7年以上前から
この現象を予測していて、
有料広告を顧客に使ってもらうという
顧客泣かせのビジネスモデルは
成り立たないと思い、
日本アドカスタムは求人代理店を辞め、
Indeedの有料広告を売る代理店にも
なりませんでした。


このような状況はもう少し早く来るかな
と思っていたのですが、
ここ最近で急にこの現状に
なってしまったという感じです。

ですから「今までよりも求人効果が悪くなっているな」と感じている企業さんが
非常に多いと思いますが、
その一番の理由は今お話ししたような
ことが原因なのです。

ということで、まとめますと
もちろん人口の減少などの
要素もありますが、
有料広告を使う必要のない求人にまで
有料広告が提案されてしまっていて
それにより全体のクリック単価が
上がっていることが、
求人効果が悪くなっている
大きな理由です。

ですから、Indeed PLUSを使って
採用を継続していく方向性は、
今のうちにストップしないと
非常にまずいことに
なるんじゃないかなと思っています
(経費倒れします)。


次回のブログでは
「クリック課金をなるべく使わずに採用
をしていくにはどうしたらいいのか?」
ということをお話しいたします。

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