歌手ユリアと一緒に考えよう!動画で求人あれこれ~④入社祝い金を支給する
歌手ユリアと一緒に考えよう!動画で求人あれこれ~④入社祝い金を支給する
このコーナーでは、
お客様からよくいただく質問・疑問などを
歌手のユリアさんと一緒に
動画でディスカッションしています。
今回のテーマは、「入社祝い金を支給する」です。
ユリア:採用が決まって、さらに入社祝い金を
貰えたら嬉しいですよね!
林田:はい、まず雇用形態にもよりますが
アルバイトにしても正社員にしても
もらえるのはすごく嬉しいと思います。
なぜそうなるかと言いますと、
転職活動をしていたらお金がないと思うんですよね。
現在、働いている最中でしたらともかく
転職活動してる訳ですから、
当然、固定の収入がなくなるという訳ですよね。
もらえたら、それは絶対嬉しいです。
もっと言うと、例えば福井県に住んでて
名古屋や大阪に出てくるとなると
引っ越し費用とかもいりますからね。
電子レンジ1個買うにも3~4万円する訳ですから
5万円くらいでも支給してもらえたら
やっぱり嬉しいと思います。
アルバイト・パートさんも一緒で
例えば週3日働くというのも
パートさんで旦那さんの収入とは別で
お金が必要だということで働いたり、
アルバイトの大学生の方とかでも
色んなケースがありますよね。
そんな中でうちで働いてくれてありがとう
という意味で1万円とかでも足しになると思います。
ユリア:たしかにお給料とは別で頂けたら
すごく嬉しいと思いますし、
モチベーションにも繋がりますよね。
ただ支給するにもいくらくらいの
祝い金を渡しているんですか?
林田:私自身もやったことあるんですけど、
電子レンジ1個分くらいは支給しましたね。
正社員の場合は3万円。
僕の会社の業種の場合は
はっきり言ったら人を募集するのに
そんなに苦労するわけでもないので、
気持ち程度にはなったんですけどね。
ただ良い生活でスタートしてほしいなと思って
3万円支給しました。
ただ引っ越し業界とか介護業界とか
採用が難しい業界はもうちょっと上げても
良いのではないかと思いますよね。
それこそ僕は10万円とかまで上げても
良いのではないかと思いますよ。
何回も募集出すより、そっちの方が安いですし。
さすがにお金もらって
内定辞退なんて人はいないですしね。
ユリア:なるほど!応募者も企業側のそういった気持ちも
きっと嬉しいですよね。入社祝い金を出したら、
入社率はどれくらい上がるんですか?
林田:考えてみて下さい。
競合他社がやっていなくて、自分のところだけやると
面接さえ受けてもらえたら入社祝い金がある方が
選ばれる可能性は高いです。
ただお金で釣ったというような感じには
しない方が良いと思うんですよね。
やっぱりそこはしっかり話し合いをして、
なんでするのか?
うちの会社を選んでくれて、良い生活で
スタートをきってほしいという気持ちがあるから
是非、協力させてほしいとなると
良い会社・良い社長だなというイメージになりますけど、
お金あげたらからちゃんと働けよ!となると
良くないイメージになりますから。
やっぱり導線の引き方ですよね。
どういう根拠でやっているのかということは
ちゃんと説明した上で、良い説明をしている前提でいくと
入社率をいうのは確実に倍以上上がると思います。
ユリア:そうですよね。同じ入社するのでも
入社祝い金があった方がもちろん魅力を感じますもんね。
ただ、祝い金を上げてすぐに退職してしまうなんて
ことはないのでしょうか?
林田:それは絶対あります。
人は不確かなことばっかりですので。
ですので、大事なのは入社してから
正社員でもアルバイト・パートでもそうですけど
例えば、2ヵ月経過したらとか試用期間終わり次第とか
そういった制限を設けた方が良いと思います。
それでも早めにお金がほしいという人は
ちょっとお金に困りすぎですね。
そういう人はちょっと要注意ですね(笑)
そうなると趣旨が変わってきます。
困窮者を助けるためにやってる訳ではなく、
あくまで祝い金ですから。
ですので、祝い金をあげてすぐに退職ということは
あり得るので、いきなりあげてはダメですね。
ある程度、期間を設定して約束の上、
支給した方が良いと思います。
ユリア:やっぱりそういう人も
中にはいらっしゃいますよね(笑)
今のお話に繋がる内容だと思うのですが、
祝い金のデメリットはありますか?
林田:はい、祝い金のデメリットは
やっぱり辞められることですよね。
例えば、入社して3ヶ月で祝い金10万円を
支給するなどと決めていても、
やっぱり辞める人は辞めるので…。
辞めた時はデメリットですよね。
これはそういうものなんだと思って
やった方が良いですね。
支給してすぐ辞められたら、
経営者からすれば腹立たしいことだと
思うんですけど、そういうものを抱えながら
やっていくしかないのではないかなと思います。
あともう1つデメリットとしては、
既存で働いているスタッフさんにしていなかった場合、
不公平感を感じるスタッフさんはいると思います。
この辺はあんまり確認せずにやると
あとから結構、問題になったりします。
そういう趣旨でやるというのはちゃんとしてあげてから
やった方が良いと思うんですよね。
可能であれば、既存スタッフに賞与とか支給した後に
今、求人なかなか集まらないから祝い金を出そうと
思ってるけど、協力して下さいみたいな感じで
タイミング考えて話した方が良いかなと思います。
ユリア:たしかにそうですよね!
他のスタッフさんとの兼ね合いも
非常に重要になってきますよね。
ちなみに祝い金で入社してくる方の特徴はありますか?
林田:僕は、面接交通費のお話でもありましたが
入社祝い金というのは、生活準備金での趣旨の人が
多いと思うんですよね。郊外の人で遠方から
一人暮らしするような人が対象になるのではないかなと思います。
とりあえずお金ほしいんです!みたいな人は
違うんじゃないですかね。そういう人に祝い金をあげても
意味あるのかなと思いますね。
僕の経験上ですけど、すぐお金ほしがる人はすぐ辞めるので。
ですので、こういうタイプの人に出すと
決めておいた方が良いと思いますね。
僕は、例えば遠方の岡山・鳥取とかから出てきてる
理由があって最初は生活困窮してるという方などに
入社祝い金は支給してあげた方が良いと思っています。
ユリア:なるほど。そういった人はその分、会社にも
恩を感じて、仕事で会社に貢献しようと頑張って
くれそうですもんね。例えば祝い金の導入を
おすすめする業種や職種はあるんですか?
林田:やっぱり採用難易度が高い職種ですよね。
募集するのにたいして苦労しない会社は
そこまでする必要なないと思うんですよね。
祝い金をあげるくらいなら、
昇給基準をしっかり作ってあげて、
頑張りに応じて給与上げてあげた方が良いと思います。
ですので、本当に採用しづらい国家資格のいる
看護師や歯科衛生士、美容師やケアマネージャー、
大型ドライバーなど色々ありますけど、
オススメするのは採用難易度の高い職種ですね。
ユリア:採用難易度の高い職種は
たしかに必要かもしれませんね。
最後になりますが、ズバリ林田先生は
入社祝い金を導入されますか?
林田:はい、僕は田舎出身なので淡路島から出てきて
一人暮らしした経験がありますから、その当時は
全くお金なかったですからね。本当に。
そういう人材がいたら祝い金を導入してあげます。
例えば、大阪の吹田とかで実家暮らしで
入社祝い金というのは、それはちょっと違うのではないかなと
思いますけどね(笑)ですので、祝い金を支給する場合は
僕は今回は田舎から出てくる子じゃないと採用しない!などと
決めて求人を出すと思います。
でないと、大阪の子は祝い金もらえなくて郊外の子はもらえる
となると不公平になると思うので。
個人的な意見ですけど、採用する人材を
しっかり決めてからやった方が良いと思います。
※動画でもこの内容を配信しておりますので、
ぜひYouTubeご覧ください。