完全歩合の求人広告には、応募が来るのか来ないのか
完全歩合の求人広告には、応募が来るのか来ないのか
今回は、完全歩合の求人広告には応募が来るのか来ないのか
というお話をします。
●こんなことにお困りだと思います。
完全歩合制の求人広告を出したい、
業務委託で募集をしたい、
という方はいらっしゃるかと思います。
特にこのような雇用形態が多い業界は、
主に配送貨物などの運送業、
エステサロンやネイルサロンといった美容系などですね。
一人の人間がどれくらいの仕事量をやって
一回につきいくらと明確になっているような業界職種は
完全歩合制での募集をされることが結構多いようです。
●なぜ応募が来ないのか。
完全歩合制の求人に応募が来るのか来ないのか
という話なんですけど結論を申し上げると、
応募は来ないです。
当社でも完全歩合の募集をしたいという
依頼をいただくのですが、オススメしておりません。
例外はあるとはいえ、他の求人広告会社から
「うちで完全歩合の求人広告を打つと
応募も見込めますよ!」
という類の提案をもし頂いたことがあったとしたら、
それは、ほぼオーバーな提案をされていると
思って頂いたほうが良いです。
●解決するには(具体的な方法。)
求人広告ならずとも
広告の問い合わせを増やそうと思ったら、
見ている人に対してメリットを持たさないと
問い合わせは集まらないです。
働く人にとって、固定給というのは
最低限のメリットなのです。
固定でこの時間に働いたら
いくらもらえるという見通しが立たない限り、
完全歩合で募集を出しても応募は集まらないです。
こういった場合は例外なんですけれども
最低賃金でも良いので1時間に対して、
最低保証給を用意されていること。
それに対して別途歩合給が発生すること。
このようなケースですと
応募数は見込めると思います。
あとは、本当に誰でも出来るような超簡単な作業です。
しかも時間の拘束が少ない、出社の義務もないなど。
そういったお仕事だと
働く人にとってもメリットがあるので、
完全歩合でも応募が見込めるかもしれないですね。
ですので、求人広告において完全歩合では
応募数はほぼ見込めないと思った方がいいです。
在宅ワークではなくて、店舗とか施設に
出勤するようなパターンの場合だと
働く張本人に交通費がかかってしまいます。
尚のことデメリットが多いので
応募は来ないと思います。
もしどうしても人材が必要な場合は、
最低保証給制を導入することを
検討された方が良いと思います。
まれに応募が来る例はあるのですけれど、
これを成功事例としてとらないほうがいいと思います。
成功事例として6割〜7割と実績のあるような方法に
お金を払うべきだと私は考えております。