経理事務の募集は意外と難しい！～採用のポイントとは？
経理事務の募集は意外と難しい！～採用のポイントとは？
【「事務職は採用しやすい」と思っていたら……】
「事務職は求人倍率が低いので採用しやすい」
と聞いていたはずなのに、いざ経理事務を募集すると
なかなか採用が難しい……。
そういったことでお困りではないでしょうか。
そもそも一般事務は、未経験であっても
応募する方が非常に多いです。
だから分母が増えて、求人倍率が低くなります。
それに対して経理事務という役割は
企業によって形態もさまざまですし、
専用ソフトも使えなければいけません。
そして金庫へ出向いたり、ポジションによっては
振込作業や、小口現金など現預金を扱う作業が
入ってきたりしますよね。
それゆえ責任が重大ですので、
実は経理事務の募集は少し苦労するのです。
【経理事務募集の最大のポイントは？】
経理事務などの事務職を希望する人は、
正社員で働いたあと退職した、などという
ブランクのある人が多いです。
そのため、経験者を集めようと思うと
ターゲットが狭くなってしまうのです。
正社員で募集すると多数の応募が来ますが、
パート・アルバイトの経理事務募集では
分母が少ないので結構苦戦します。
そこで、パート・アルバイト募集の
ケースに限った対策方法をお伝えします。
何よりも時給設定を間違えないようにする。
これはすごく大事です。
経理事務は、業種にもよりますが
繁忙期以外はあまりやる仕事がありません。
1日4時間か5時間、週3日くらいしか
やることがない場合も結構あるのです。
経理事務として働く人も、短いスポットで
希望する月収を稼ぎたい人が多いのです。
そのため、時給は高いほうがいいです。
時給1100円～1200円になると、今はもう
なかなか経験者の方は集まりにくいと思います。
仮に週5日勤務できて、おおよそ月14～15万円を
稼いでもらうような経理事務を募集したい場合は
逆に「一般事務」として、未経験者にまで
門戸を広げたほうがよいでしょう。
教育を受けながら働いてもらう前提で
雇っていっても良いかもしれないです。
そうなってくると、時給を1100円くらいまで
下げても応募は来るでしょう。
結論としては、大阪であれば
時給を1100円ほどにして、
未経験者を育てていく前提で募集をかけましょう。
そうすればレギュラーでも採用できると思います。
経験者の場合はレギュラーだと少し難しいですが
スポットで月収7万円から8万円くらい
稼いでもらう前提で、時給1400円程度に
設定するほうが結果的には良いと思います。
【派遣会社と士業に関する事情】
ちなみに、経験者の経理事務などを
派遣している会社は、時給にして
1300円から1400円を支給しています。
派遣会社を使うと、おおむね2200円程度の
時給がかかってきます。それくらい、
経理事務の雇用にはお金がかかります。
また、税理士・会計士・社労士・司法書士などの
事務所で経理事務を募集したら、
たくさん応募が来るといったことを
士業の方から聞きますが、士業は別格です。
士業で働きたい、キャリアを積みたいと思う
事務職希望者は多く、士業はホワイト企業だという
世間的なイメージもあります。
そのため、一般企業で経理募集をするのと
まったく事情が違うという前提を頭にふまえて、
給与設定や条件設定をされたほうがいいと思います。
経理事務職の採用で、なにかお困りごとが
ございましたら、いつでも林田まで
ご相談いただけたらと思います。
