求人広告のプラン、掲載費用はどうやって決めたらいいのか?
求人広告のプラン、掲載費用はどうやって決めたらいいのか?
【媒体は?予算は?見当がつかない……】
求人広告を掲載するうえで、
「どの求人媒体を選べばいいのかわからない」
「媒体ごとにプランが違って混乱する」
「予算をどうかけていいのかわからない。
判断材料がない」
そんなお悩みが出てくるのではないでしょうか。
どうしてこういった問題は起きるのでしょう。
まず皆様が何らかの媒体で募集広告を出す前に、
オンラインまたは対面にて
営業という立場の人から提案を受けると思います。
どの営業も専属会社や代理店の人間ばかりなので
当然自分たちが扱う求人媒体で、
しかも売りたいと狙う内容やプランばかりを
すすめてくるのです。
比較検討するために複数の媒体から
話を聞いてみたとしても、結局どれがいいのか
よくわからなくなってしまうことがあるでしょう。
できるだけ高いプランで掲載を勝ち取りたい営業と
適正な価格でよい人材を採用したい皆様との
利害が一致しないので、このような問題は
しばしば起きてしまうのです。
【業務フローごとに数字を把握しましょう】
では、どのようにすればいいのでしょうか。
今回は、掲載プランを決めるうえでの
大事な要素をお伝えします。
<採用人数・職種を決める>
まず採用したい人数と職種を決めます。
ここでは一般事務・2名を採用と仮定しましょう。
<応募率・採用率を割り出す>
次は、掲載媒体の営業担当者に
「一般事務の応募率」を聞いてください。
ここではあえてお伝えしますが、
だいたい6%くらいかと思います。
そして、何人と面接したら今回の2名を
採用できそうなのか。
以前採用活動に携わった上司に聞くなど、
過去の経験や実績にもとづいて調べてみてください。
仮に10名面接して2名採用した実績があるなら、
採用率は20%です。
今回も2名採用であれば、
10人と面接する必要があります。
<実際に面接まで進む割合を把握する>
実際のところ、面接の約束をしても
その全員は来ないですよね。
辞退やすっぽかしも出てきます。
実際面接に至らないケースはどの程度あるか、
再び過去の事例を調べて面接設定した人数を
明らかにしてみてください。
そうすると、実際は10人と面接したけれど
実は15人面接設定していた、
といったようなことがわかると思います。
応募が来たうちの15人は
書類選考などで通ったものの、
実際面接に来たのは10人。
10人÷15人で数値は約0.666です。
つまり、面接設定してから
実際面接に来る人は、
66.6%ということなんですね。
<応募総数を踏まえて全体像を把握する>
最後に応募総数も調べましょう。
仮に50件だとします。
面接設定した数は15件ですから、
50で割れば、集まった応募から30%の割合で
面接設定ができるということですね。
このようにそれぞれの数字が把握できると、
何件の応募があればどれくらい採用できるのか
おのずと必要な数字がつかめてくるはずです。
【数字がわかれば予算がつかめる】
上記のように業務フローごとに率を出し、
50件の応募が必要だと割り出しておきます。
この率がとても大切です。
それぞれの数値がわかっていると、
営業マンが提案してくる予算でいいのか
判断できるようになるでしょう。
営業マンは料金の高いプランで契約できると
営業成績が上がります。
だから基本的に安いプランは提案しません。
でも、あらかじめ御社のほうで
適正数字を出しておけば、
おのずと現実的に効果の望めるプランや
金額が見えてくるでしょう。
たとえば「マイナビ転職」で
一般事務を募集して応募をとる際、
1応募単価がいくらなのか。
それを営業担当に聞いてみましょう。
もし1応募単価5千円と言われたら、
5千円×50応募。
すなわち25万円の予算を割り出せます。
マイナビ転職でいえば、
最小枠のMT-Dという20万円のプランでも
ある程度応募は集まってくるだろうと
予想できるわけですね。
ところが営業マンには、
「もっと大きいプランを出したほうがいい」
「仮に予算が40万円であれば、
せめて30万円は出したほうがいい」
などと言われてしまうのです。
もし高いプランを選んだとして、
結果的に採用できたら
満足度は低くならないものの、
「なんだかよくわからないけど、
あれでよかったのだろうか」
といったように、どことなく
すっきりしない感覚が残りますよね。
【当社は無料で相談に乗ります】
これまで見てきたように、
何事も数字を把握して判断するのが
すごく大事だといえます。
こういった内容の提案を
日々行っているのが我々です。
相談は無料なので、
気になる方がいらっしゃったら
林田までご質問いただけたらと思います。