営業マンとは付き合うな！～人材紹介会社編
営業マンとは付き合うな！～人材紹介会社編
【人材紹介を利用したはいいけれど……】
皆様が人材紹介を活用しようと思ったら、
まずエージェント会社を選びコンタクトをとるでしょう。
そして求める人材の内容を伝えて原稿を作成してもらい、
アップするという流れかと思います。
ところがいざ紹介される人材は、
自社のニーズに合わないことが多いのではないでしょうか。
「こういった人がほしい」と確かに伝えたはずなのに、
実際は期待と違った……。
そんなギャップに直面されるかと思います。
【営業マンの実績作りに利用されてしまう？】
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
現在は、新型コロナウイルスの影響で
失業されている方が非常に増えています。
仕事があっても、賞与や給与、残業代の減少のため
転職を希望する方も多いのです。
2021年は、新型コロナウイルスによる
ダメージを受けた企業がさらに増えてリストラが進み、
収入減の問題を抱えた人材も増加するでしょう。
そうなると今まで求人ツールになじみのなかった人も
流入してくるはずですが、そんな方々が
求人サイトを見て応募するのはなかなか勇気がいると思います。
そこで人材紹介会社に相談してみようと思い、
とりあえず登録するわけです。
余談ですが、人材紹介会社やそういったサイトが
どのように人を集めているかについては、
また次のメルマガでお伝えできたらと思います。
話をもとに戻しましょう。
人材紹介会社に登録した人の中でも、
能力が高い場合や顧客を有しているなど
売上に直結するような方であれば、
当然希望年収に応じた企業とマッチングします。
たとえば、以前には600万円あった年収が
400万円に下がったので、
再び600万円のところに就職したいとなれば、
紹介料が仮に年収の30％なら180万円で紹介されます。
しかし、すべてが有能な方ばかりではありません。
言い方は悪いですが、そこそこの能力の方―――
おそらくエージェントに登録している
約8割以上の人材はそちらに該当し、
希望年収にも見合わないのです。
そういった方々は年収の30％はおろか、
20％の紹介料でもなかなかマッチングされません。
企業も能力の足りない人材を雇うほど余裕はないのです。
ところが、人材紹介の世界にあまり詳しくなく、
かつ紹介料もせいぜい40万円から60万円くらいしか
出せない企業であれば話は別です。
失礼な表現になりますが、そこそこの人材であっても
エージェントの営業マンのほうが有利な立場にたって
契約をとれる確率が上がるでしょう。
売上実績の悪い営業マンは収入が上がらないので、
とにかく手当たり次第に営業をかけて
どんな人材でも高く買ってもらおうとします。
その結果、人材紹介に不慣れな企業ばかりが
ノンキャリアの人材を紹介されてしまうのです。
この本末転倒な現象は、人材紹介会社における
新人の登竜門とささやかれており、
新型コロナウイルスが流行するずっと以前から起こっています。
おそらく今後もそういった流れは止まらないでしょう。
当然ですが求職者の方は、ノンキャリアであっても
今後が期待できるポテンシャルある方ばかりです。
実は当社でもほかの人材紹介会社を利用したことが何度かあります。
紹介される人はやはりいい方々なので
つい情が移ってしまうのですが……。
【人材紹介会社とは、はじめから付き合わない！】
ここからが解決策です。
ズバリ、そういう取引はしないほうがいいと思います。
失礼ながら年収の30％や25％の紹介料を支払えない企業様は、
リクナビやマイナビ、エン・ジャパンなどの
求人サイトを使ったとしても、十分に募集を集められます。
ちなみに求職者のほうも、エージェントを使わずに
そういったところから応募したほうがいいのではと
個人的には思います。面談するのは勇気がいりますが、
自分の心を鍛えるいい機会ですから。
とにかく、年収の25％を払えないのであれば
人材紹介を通さず、求人広告を掲載してください。
今であれば、10万円くらいのコストで十分集まると思います。
【コスト削減の可能性大！】
おおまかな予算ですが、
よほど能力の高い人材を求めない限り求職サイトで十分なので、
リクナビであれば8万円ほどで8週間掲載、
マイナビ転職でも18万円ほどで4週間掲載すれば
おそらく50人から70人、あるいは100人程度の
応募が来るでしょう。
十分希望に見合った方は集まると思います。
つまり、予算としては20万円も
かからないということですね。
ただし手間と時間はかかります。
もしこういったご相談がありましたら、
いつでも林田にご連絡いただけたらと思います。
